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異世界コンビニ 第五話

第5話:恋の火花と、爆発寸前の心あれから数日。アレンは毎日来て、浅漬けだけでなくおにぎりや唐揚げにも手を出し始めた。「まどかのオススメは全部うまいな!」そんなこと言われたら、好きになっちゃうじゃんもう。そこへ、扉が静かに開く。「……やぁ、運...
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異世界コンビニで恋は始まる

第4話:魔法使い、恋に落ちる音がした昼下がり。私はレジ前でポテチの袋を積み上げていた。今日もアレンは来るだろうか……なんて、考えてしまう自分がちょっと恥ずかしい。「まどかぁぁぁ!浅漬け補充まだかぁぁぁ!?」勢いよくドアが開き、金髪勇者見習い...
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異世界コンビニ恋は始まる

第3話:新商品、爆誕(物理)アレンが通い始めて三日目。ドアがバンッと勢いよく開く。「浅漬けはどこだぁぁぁ!!」「もっと静かに入ってきて!?」アレンは今日もキラキラした目で浅漬けコーナーに直行しかけたが、急に立ち止まって、くるりとこちらを向い...
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異世界コンビニで恋は始まる

第2話:浅漬けのためなら世界も救う(?)翌日。アレンは本当に来た。しかも、息を切らしてドアを勢いよく開ける。「きゅ、きゅうりの浅漬けを……っ!」「そんな命懸けみたいなテンションで買う物じゃないから!」私は冷蔵棚から浅漬けパックを差し出す。ア...
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◆異世界コンビニで恋は始まる?◆

第1話:勇者との出会い私、小森まどか(18)。普通の女子高生だった……はずなのに、気づけば異世界のコンビニでバイトしている。胸まである茶色の髪。大きいこげ茶の瞳。地味めだが、できれば「素朴にかわいい」と言われたいタイプ。今日も店の前に誰も来...