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◆異世界コンビニで恋は始まる?◆

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第1話:勇者との出会い

第1話 異世界コンビニと浅漬け勇者

私の名前は小森まどか。
茶色のセミロングの髪に、少し大きめのこげ茶の瞳。特別目立つタイプではないけれど、穏やかな顔だとよく言われる。

そんな私が働いているのは、異世界にある不思議なお店――コンビニだ。
剣と魔法の世界なのに、おにぎりやパン、飲み物まで揃っている。

ある日の昼下がり、風鈴がチリンと鳴った。

「こんにちは!」

入ってきたのは、金髪で爽やかな青年。大きな剣を背負っている。

「ここが噂のコンビニか!」

彼の名前はアレン。勇者見習いらしい。
彼が最初に選んだ商品は、なぜかきゅうりの浅漬けだった。

「勇者なのに浅漬け?」

「疲れた体に最高なんです!」

真剣な顔で言われて、思わず笑ってしまう。
その日から、アレンは毎日のように店に来るようになった。

ただの接客。
でも、少しだけ胸があたたかくなる。

それが、恋の始まりだった。

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