
第1話:勇者との出会い
第1話 異世界コンビニと浅漬け勇者
私の名前は小森まどか。
茶色のセミロングの髪に、少し大きめのこげ茶の瞳。特別目立つタイプではないけれど、穏やかな顔だとよく言われる。
そんな私が働いているのは、異世界にある不思議なお店――コンビニだ。
剣と魔法の世界なのに、おにぎりやパン、飲み物まで揃っている。
ある日の昼下がり、風鈴がチリンと鳴った。
「こんにちは!」
入ってきたのは、金髪で爽やかな青年。大きな剣を背負っている。
「ここが噂のコンビニか!」
彼の名前はアレン。勇者見習いらしい。
彼が最初に選んだ商品は、なぜかきゅうりの浅漬けだった。
「勇者なのに浅漬け?」
「疲れた体に最高なんです!」
真剣な顔で言われて、思わず笑ってしまう。
その日から、アレンは毎日のように店に来るようになった。
ただの接客。
でも、少しだけ胸があたたかくなる。
それが、恋の始まりだった。



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