「パパと一緒にコースを回れたら楽しそう!」 「一生続けられるスポーツだし、今のうちに体幹も鍛えられるかも」
そんな期待を胸に、年長の息子と始めたジュニアゴルフ。しかし、結果として我が家はわずか数ヶ月でそのスクールを退会することになりました。
あんなに意気揚々と始めたのに、なぜやめることになったのか? 実は、実際に通わせてみて初めてわかった「未就学児ならではの壁」と「親が未経験であることの限界」があったのです。
今回は、ゴルフ未経験のママ目線で、ジュニアゴルフ選びに失敗しないための教訓をすべて書き出ししました。これからお子さんにゴルフを検討している方の参考になれば幸いです。
1. ゴルフを始めたきっかけと、期待していたこと
我が家がゴルフを選んだ理由は、主に2つありました。
① 家族共通の趣味にしたかった
夫が趣味でゴルフをしており、たまにコースを回っていました。夫にとって「いつか子供と一緒にラウンドする」のは大きな夢。息子もパパが練習する姿を見て「やってみたい!」と興味を持ち始めたのが大きなきっかけです。
② 体格と精神面の成長への期待
ゴルフは全身を使うスポーツ。スイングを通じて体幹が鍛えられるのではないかと考えました。また、マナーに厳しいスポーツでもあるため、年長という「小学校入学前」の時期に、礼儀や集中力を養うには最適だと思ったのです。
最初は夫と二人で近所の打ちっぱなし(練習場)に通っていました。息子も「ボールが飛ぶと楽しい!」と笑顔を見せていたので、それなら本格的にプロに教わってみようか、ということになり、年少から受け入れているジュニアレッスン場を探しました。
2. スクール入会!当初は「最高の環境」だと思っていた
体験レッスンに行くと、息子は初めて握る自分用のクラブに大はしゃぎ。先生も優しく、本人の「やってみる!」という返事を聞いて、すぐに入会を決めました。
そのスクールの特徴は、一見すると非常に充実したものでした。
- 週1回のレッスン(1回たっぷり1時間半)
- 月に一度、実際のショートコースでの練習あり
- 打ちっぱなし、バンカー、パター練習場が使い放題
「1時間半も練習できて、コースにも出られるなんて、なんてコスパがいいんだろう!」と、その時は満足感でいっぱいでした。しかし、この「充実した環境」こそが、年長の息子にとっては逆にハードルとなってしまったのです。
3. 通い始めて気づいた「3つの誤算」と現実
実際に通常レッスンが始まると、体験の時には見えなかった問題が次々と浮き彫りになってきました。
① 先生1人に対して「生徒が多すぎる」問題
そのスクールは非常に人気で、常に生徒がいっぱい。先生は1人で各打席を回りながら個別指導するスタイルでした。 1時間半の枠があっても、実際に先生が息子のそばで「こう振るんだよ」と教えてくれるのは、正味10分〜15分程度。
- 高学年や経験者の子: 指導を受けた後、自分で課題を整理してコツコツ打ち続けることができます。
- 年長の我が子: 先生が離れると、すぐに集中力が切れます。まだ「自分で考えて反復練習する」という精神年齢には達していませんでした。
結局、先生がいない時間は、隣の子が気になってしまったり。練習の密度が非常に薄くなってしまったのです。
② ゴルフ未経験のママには「フォロー」ができない
これが我が家にとって最大の誤算でした。 夫が付き添える日はまだ良かったのです。夫はゴルフ経験があるため、先生が見ていない時間も「今のスイング良かったよ」「次はこうしてみようか」と声をかけることができます。
しかし、私(ママ)はゴルフ未経験。 夫が仕事で不在の日に私が連れて行くと、息子が「どうすればいいの?」と聞いてきても、何も教えてあげられません。 「先生が来るまで待っててね」としか言えず、ただ時間だけが過ぎていく……。この「親のスキルの差」が、レッスンの満足度に直結してしまいました。
③ ショートコース練習が「放置」状態
最も期待していたショートコース練習。しかし、いざ行ってみると「先生の同伴はなし。各自で自由に練習してください」というスタイルでした。
ゴルフのルールも、コースでの歩き方も、前の組との距離の取り方もわからない私にとって、それはもはや苦行でした。「始めて行く場所で何の説明もなく放り出された」という感覚になり、どう動いていいのか分からず、周囲に迷惑をかけていないか不安で仕方がありませんでした。
4. 夫婦での相談。「未経験者が未経験者を連れて行く」限界
ある日の夜、リビングで旦那と話し合いました。入会当初の「親子でラウンド」というキラキラした夢とは裏腹に、現実はなかなか厳しいものでした。
旦那は言いました。 「本人のやる気がそこまでないなら、月謝を払ってまで無理に続けさせることもないよね。ショートコースも、俺がいる時はいいけど、仕事で行けない時は、はるさんた(私)が連れて行かなきゃいけないし。それはちょっと、無理があるよねー」
旦那の言う通りでした。 「未経験の私が、未経験の年長児を連れてコースに立つ」 これって、冷静に考えたらかなり無謀な状況です。ルールもマナーも、クラブの使い分けすら怪しい私が、息子の面倒を見ながら「ゴルフって楽しいよ!」と導くのは、どうあがいても不可能でした。
旦那も「お互い何が正解かわからなくて困るだけだよね」と苦笑い。この会話が、私たちの背中を(ある意味で)押してくれました。
5. 決定的だった本人の言葉
通い始めて数ヶ月。最初はあんなに楽しそうだった息子が、レッスンの日が近づくと少し重い足取りになるようになりました。
ある日、練習の帰りに本音を聞いてみました。 「ゴルフ、楽しい?」 返ってきた言葉は、 「つまらなくはないけど……別に、楽しくもないかな。どっちでもいい」
この言葉にハッとしました。年長の子供にとって、1時間半という長い時間、誰からも深く関わってもらえない環境で淡々と練習を続けるのは、ただの「義務」になっていたのです。
「今、無理に続けさせて『ゴルフは大嫌いなもの』になってしまったら、パパと一緒に回るという将来の夢も潰れてしまう。」 そう考え、一旦ここで退会することを決めました。
6. 【教訓】未就学児のスクール選びで後悔しないためのチェックリスト
今回の失敗を経て、もし私がもう一度スクールを探すなら、絶対にチェックするポイントをまとめました。
- 「時間」よりも「密度」を重視する 年長さんには、1時間半のレッスンは長すぎます。30分〜50分程度で、ずっと先生の目が届く少人数制やマンツーマンの方が、確実に上達し、本人も飽きません。
- 親が教えられないなら「手厚さ」を最優先に 親がゴルフ未経験の場合は、完全にお任せできる体制があるかを確認すべきです。自習時間がメインのスクールは、未経験ママにはハードルが高すぎます。
- 初心者の「コースデビュー」への配慮があるか いきなり「自由に回って」ではなく、最初の数回は先生がマナーやルールを教えながら並走してくれるプランがあるかを確認することをおすすめします。
7. まとめ:焦らなくても、やりたい時が「始めどき」
その後、別の「短時間・マンツーマン」のスクールも見学に行きましたが、息子は「今はいいかな」というスタンス。 結局、無理に習い事として押し付けるのではなく、まずはパパと時々打ちっぱなしに行って「当たると嬉しい!」という気持ちを大切にすることにしました。
ゴルフは一生楽しめるスポーツです。 年長の今、無理に形を教え込むよりも、本人が心から「もっと上手くなりたい」と思う時期を待つことが、一番の近道なのかもしれません。
もし、お子さんにゴルフを……と考えている親御さんがいたら、ぜひ「お子さんの今の集中力」と「親がどこまでサポートできるか」を冷静に見極めてみてくださいね。
同じように悩むパパ・ママにとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!


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